【四国カルスト車中泊旅】道の駅 天空の郷さんさんから絶景ドライブ|県道36号で大型ハイエースが命がけだった話

四国カルストドライブ案内の写真 旅行・車中泊

夏になると毎年悩まされるのが、車中泊の「暑さ」です。

平地では夜になっても気温が下がらず、エアコンがあってもバッテリー問題もあり車中泊はなかなか厳しいものがあります。

そこで今回向かったのが、愛媛県久万高原町にある道の駅「天空の郷さんさん」と、その先に広がる四国カルスト

今回この場所を選んだ理由は大きく2つありました。

  • 真夏でも比較的涼しい高原へ行きたい
  • 全国で熊の出没・被害がニュースになる中、ツキノワグマの生息域が非常に限定されている四国を旅先にしたい

そして今回、実際に走ったルートはこちらです。

道の駅 天空の郷さんさん

大野ヶ原

姫鶴平

五段高原

天狗高原

結果として四国カルストの景色は期待以上。

青空、緑の草原、白い石灰岩、遠くまで重なる四国山地。

「ここは本当に日本なのか?」と思うような素晴らしい景色を見ることができました。

しかし――。

そこへ向かう途中、カーナビを信じて県道36号を走ったことで、我が家のワイド・スーパーロングのハイエースにとっては、大げさではなく「命がけ」と感じるほどのドライブになりました。

今回は、この実体験をもとに四国カルストの魅力とともに、大型車・キャンピングカーで行くなら道路選びが非常に重要という点も紹介します。


真夏の車中泊先に「道の駅 天空の郷さんさん」を選んだ理由

道の駅天空の里・さんさん入り口の写真
道の駅 天空の郷・さんさん入り口
道の駅天空の里・さんさんの写真
道の駅 天空の郷・さんさん

今回の旅の拠点にしたのが、愛媛県久万高原町の道の駅 天空の郷さんさんです。
※営業時間・施設情報は道の駅 天空の郷さんさん公式サイトで確認できます。

久万高原町は標高の高い地域。

真夏の車中泊では、標高の低い市街地と高原では夜間の過ごしやすさがかなり違います。

もちろん猛暑日には高原でも暑くなることがありますが、「少しでも涼しい場所で車中泊したい」という今回の目的にはぴったりでした。

国道33号沿いでアクセスしやすく、翌朝そのまま四国カルスト方面へ向かえるため、四国カルスト観光の前泊地点としても使いやすい場所でした。

真夏の車中泊では、暑さだけでなくエアコンを動かすための「電源確保」も大きな問題になります。我が家でも夏の電源不足に悩み、EcoFlow DELTA Pro 3を導入しました。

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キャンピングカーの夏の電源問題とEcoFlow DELTA Pro 3導入体験

※道の駅では宿泊目的の長期滞在やキャンプ行為ではなく、ドライブ途中の休憩・仮眠として利用しています。利用時は現地のルールや最新情報を確認してください。


もう一つの理由は「熊の心配が比較的少ない避暑地」

近年、全国各地で熊の出没や人身被害のニュースを見る機会が増えました。

我が家は自然の多い場所へ車中泊に行くことが多いので、夏の旅行先を考えるうえで熊の生息状況も気になるところです。

そこで候補になったのが四国でした。

四国にもツキノワグマはいる。ただし生息地域はかなり限定的

ここは誤解のないようにしておきたいところですが、

「四国には熊がいない」わけではありません。

四国にも野生のツキノワグマが生息しています。

ただし、その生息地域は徳島県・高知県にまたがる剣山山系周辺など、非常に限定されています

四国のツキノワグマは、全国的に熊が増えている地域とは事情がかなり異なり、むしろ絶滅が心配されている地域個体群です。

そのため「四国なら熊は絶対に大丈夫」という意味ではありませんが、今回の夏旅では、熊の生息状況も目的地を決める材料の一つになりました。

環境省資料では、四国のツキノワグマは現在、高知県と徳島県にまたがる剣山山系を中心に生息し、「絶滅のおそれのある地域個体群」とされています。詳細はこちら。


道の駅を出発、四国カルストへ

四国カルスト観光ドライブガイドの説明図

翌朝、道の駅 天空の郷さんさんを出発。

今回の最初の目的地は大野ヶ原です。

ところが、ここで今回の旅最大の問題が起こりました。


カーナビを信じて県道36号へ。その後が大変だった

カーナビの案内に従って四国カルスト方面へ向かいます。

そして案内されたのが県道36号方面

これが今回最大の失敗でした。

普通車ならまだしも、我が家の車はワイド・スーパーロングのハイエース

車幅も全長も一般的な乗用車よりかなり大きくなります。

山道へ入ってしばらくすると、

「これ、本当にこのまま行って大丈夫?」

と思うような道になってきました。

対向車が来たらどうする?という道が延々と続く

特に怖かったのが道幅です。

「狭い山道」という表現だけでは伝わらないかもしれません。

場所によっては、

車1台が通るだけでほぼ道幅いっぱい。

対向車が来ても、その場ではすれ違えません。

家族と「対向車来たらアウトだね」と冗談で言っていたら、

「ウソでしょ~」って、

実際、対向車と出会ってしまい、しかも5台連なってそのうち一台はハイエース、

すれ違える場所まで何度もバックする

という経験をしました。

しかも後ろは真っすぐな道路ではありません。

カーブのある山道を、大きなハイエースで後退します。

前には対向車。

横を見ると道路端。

場所によってはガードレールや余裕もほとんどありません。

「あと何kmこれが続くんだ……」

という状態でした。

すれ違える場所でもギリギリ

待避スペースのような場所があればまだ安心です。

しかし、

「ここなら対向できるかな?」

という場所でもギリギリ。

対向車が来るたびに、

「頼むから広いところで来てくれ……」

と思いながら走りました。

景色を楽しむ余裕などありません。

運転席ではひたすら、

対向車が来ませんように。

それだけを考えていました。


大型ハイエースでの県道36号は本当に怖かった

もちろん県道36号のすべてがこのような道路という意味ではありません。

また、軽自動車やコンパクトカーと、ワイド・スーパーロングのハイエースでは難易度がまったく違います。

しかし今回実際に走ったルートについて言えば、

我が家の車では二度と積極的に選びたいとは思いません。

「命がけだった」というと大げさに聞こえるかもしれません。

しかし、対向できない山道で大型車を何度もバックさせた経験を考えると、運転していた本人としては本当にそのくらいの感覚でした。


「最短ルート=おすすめルート」ではない

今回あらためて感じたのが、

カーナビが案内するルートが、大型車にとって最適なルートとは限らない

ということです。

ナビは目的地まで案内してくれます。

しかし、

  • 車幅
  • 車長
  • 山道での離合のしやすさ
  • 待避場所の数
  • 崖側を走る怖さ

まで、実際の運転の大変さを完全に考慮してくれるわけではありません。

特にキャンピングカーやワイド・スーパーロングのハイエースでは、

「少し早い道」より「多少遠回りでも走りやすい道」

を選んだ方が安心です。

今回も、県道383号などを含めて道路状況をもっと事前に確認しておけばよかった……と強く感じました。

※道路状況について
四国カルスト周辺は狭い道路や通行規制があるため、特に大型車・キャンピングカーで訪れる場合は、出発前に愛媛県が公開している「久万高原町内から四国カルストまでのルート」で最新情報を確認することをおすすめします。


最初の目的地「大野ヶ原」へ

そんな緊張の山道を抜けて、最初に訪れたのが大野ヶ原です。

四国カルスト西部に位置する大野ヶ原は、酪農が盛んな高原地帯。

険しい山道から一転して、のどかな高原の風景が広がります。

ここまでの運転でかなり疲れていたこともあり、まずは休憩することにしました。

高原で食べるソフトクリームは格別

四国カルスト・大野ヶ原説明写真
大野ヶ原ミルク園の写真
大野ケ原ミルク園
のっぽのソフトクリームと牛乳の写真
のっぽのソフトクリームと牛乳

大野ヶ原で楽しみにしていたのが、高原のミルクを使ったソフトクリーム

濃厚なソフトクリームと牛乳で一休みしました。

あれだけ緊張する道を走ってきた後なので、このソフトクリームは格別。

「無事に着いてよかった……」

という安心感も加わって、今回の旅で特に印象に残った味になりました。


大野ヶ原から姫鶴平へ

大野ヶ原で休憩した後は、いよいよ四国カルストの中心部へ。

次の目的地は姫鶴平(めづるだいら)です。

ここから徐々に「四国カルストに来た!」と感じる風景が増えてきます。

青い空。

緑の草原。

白い石灰岩。

そして遠くまで続く四国山地。

険しいアクセス道路を走ってきたことを忘れさせてくれるような景色でした。


姫鶴平|四国カルストらしい景色が一気に広がる

姫鶴平看板写真
姫鶴平の写真
姫鶴平の写真

姫鶴平は四国カルストを代表する景勝地の一つ

広大な草原の中に白い石灰岩が点在し、牧草地では牛の姿も見られます。

駐車場に車を停めて周囲を歩くだけでも、四国カルストらしい雄大な景色を十分楽しめます。

そしてここから先は、

姫鶴平 → 五段高原 → 天狗高原

と、高原ドライブのハイライトが続きます。


姫鶴平から五段高原へ|走ること自体が観光

姫鶴平から向かったのが五段高原

このあたりまで来ると、目的地だけでなく道路を走ること自体が観光になります。

左右には広大な草原。

その向こうには何重にも連なる四国山地。

そして緑の中に点在する白い石灰岩。

場所によっては、牛がのんびりと草を食べています。

先ほどまでの険しい県道36号とは正反対。

「これを見るために四国カルストまで来たんだ」

と思えるドライブになりました。


五段高原|これぞ四国カルストという絶景

五段高原の景観をイメージして作成した画像
※五段高原の景観をイメージして作成した画像です。当日は写真を撮影できなかったため、実際の旅行写真ではありません。

五段高原では、四国カルストを象徴するような景色を見ることができます。

緑の草原に、無数の白い石灰岩。

遠くには幾重にも重なる山並み。

空が広く、遮るものがほとんどありません。

写真でも美しい場所ですが、実際にその場に立ってみると、山々の奥行きや高原のスケール感はまったく違います。

真夏にもかかわらず、高原を吹き抜ける風も気持ちよく、

「避暑地を求めてここまで来てよかった」

と思える場所でした。


最後は天狗高原へ

天狗高原へのみちの看板写真
天狗高原写真
天狗高原標識写真

今回の四国カルストドライブの最後に向かったのが天狗高原

姫鶴平、五段高原と走ってきて、さらに東へ進みます。

ここから眺める四国山地も素晴らしいものでした。

遠くまで何層にも重なる山々

青空に浮かぶ雲。

そして眼下に広がる深い緑。

標高の高い場所ならではの雄大な景色が広がります。

大野ヶ原 → 姫鶴平 → 五段高原 → 天狗高原

と走ってくることで、四国カルストの景色が少しずつ変化していくのも、このルートの面白さでした。


真夏の避暑ドライブとして四国カルストはかなり魅力的

今回の目的だった「真夏の避暑地」という点では、四国カルストは非常に魅力的でした。

四国カルストは標高1,000~1,500mに広がる高原地帯。

平地とは空気が違います。

もちろん夏の日差しは強いので帽子や日焼け対策は必要ですが、高原らしい爽やかさを感じられました。

道の駅で車中泊 → 翌朝から四国カルストをドライブ

という組み合わせは、夏の車中泊旅行として非常に楽しめました。

四国カルストの観光スポットや最新情報については「愛媛県公式観光サイト・四国カルスト完全ガイド」も参考になります。


大型キャンピングカー・ハイエースで行く人に伝えたいこと

今回の旅で一番伝えたいのは、

四国カルストそのものは素晴らしい。しかしアクセス道路は必ず事前に調べてほしい。

ということです。

特に、

  • ハイエース ワイド
  • スーパーロング
  • キャブコン
  • 大型キャンピングカー
  • 狭い山道の運転に慣れていない人

は、ナビだけを信用して山道へ入らない方が安心です。

我が家のように、

「ナビ通りに走ったら、とんでもない道だった」

ということが本当にあります。

四国カルストは多少遠回りしてでも、できるだけ走りやすいルートを選ぶ価値があります。


今回実際に走った四国カルスト観光ルート

今回の我が家のルートを整理すると、

道の駅 天空の郷さんさん

大野ヶ原

姫鶴平

五段高原

天狗高原

という流れでした。

観光地としては、この順番で景色の変化を楽しめたのは大満足。

一方で、大野ヶ原へ向かうアクセス道路については大きな反省が残りました。

特に大型車では、

「最短距離」ではなく「安全に走れる道路」を優先する。

これが今回の旅から得た一番大きな教訓です。


まとめ|絶景だった四国カルスト。そして忘れられない県道36号

今回の車中泊旅は、

道の駅 天空の郷さんさんで車中泊

大野ヶ原

姫鶴平

五段高原

天狗高原

というルートで四国カルストを巡りました。

真夏の避暑地を求めて訪れた四国カルスト。

ツキノワグマの生息域が四国では非常に限定されていることも、自然の中を旅する我が家にとって目的地を考える材料の一つになりました。

そして実際に訪れた四国カルストは期待以上。

青空と草原。

白い石灰岩。

放牧された牛。

何重にも続く四国山地。

「また来たい」と思える場所でした。

ただし一つだけ。

県道36号をワイド・スーパーロングのハイエースで走った経験だけは忘れられません。

対向できない道。

対向車が来るたびにバック。

すれ違える場所でもギリギリ。

カーナビに従った結果、大げさではなく「命がけ」と感じるドライブになりました。

四国カルストへ大型車で行かれる方には、

ナビ任せにせず、必ず事前に道路を調べること。

これを強くおすすめします。

少し遠回りになっても、安全な道を選ぶ。

その点さえ十分に注意すれば、四国カルストは真夏の車中泊旅でも楽しめる、素晴らしい絶景ドライブコースだと思います。

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