車を購入するとき、これまで私は車庫証明の手続きをディーラーさんに任せていました。
というより、何台か車を購入してきましたが、見積書には当たり前のように「車庫証明代行費用」が入っていたので、
「車庫証明は車屋さんにやってもらうもの」
くらいに考えていました。
ところが今回、少し特殊な車両の購入を検討したこともあり、車屋さんでは手続きをしてもらえないことに。
そこで初めて、
「それなら自分で車庫証明を取ってみよう」
ということになりました。
実際にやってみると、書類を準備したり警察署へ行ったりする手間はありますが、思っていたほど難しいものではありませんでした。
今回はその経験をもとに、大阪府で車庫証明を自分で取得する方法を、2026年現在の制度に合わせて紹介します。
※この記事では主に普通車(登録自動車)の車庫証明について説明します。軽自動車は地域によって「保管場所届出」の手続きとなり、普通車とは異なります。
車庫証明(自動車保管場所証明書)とは?
車庫証明の正式名称は、
「自動車保管場所証明書」
です。
簡単にいうと、
「この車には、きちんと保管できる駐車場所があります」
ということを証明するための手続きです。
新車の新規登録、中古車の移転登録、引っ越しによる住所変更などの際に必要となります。
詳しい対象や手続きについては、大阪府警の公式サイトで確認できます。
👉 普通車等の自動車保管場所証明(車庫証明)申請手続き|大阪府警
自分で車庫証明を取得するなら申請手数料は2,200円【2026年現在大阪府】
2026年現在、大阪府の普通車の保管場所証明申請手数料は2,200円です。
最近大きく変わったのが保管場所標章(車庫証明ステッカー)です。
以前は車庫証明を取得すると「保管場所標章」が交付され、車に貼る必要がありました。
しかし、2025年4月1日から保管場所標章制度は廃止されています。
そのため現在は、
保管場所証明申請手数料:2,200円
+
保管場所標章交付手数料:不要
となっています。
ディーラーに頼む場合と自分でやる場合を比較
仮にディーラーなどへの代行費用が15,000~20,000円程度だったとすると、自分で申請する場合、警察に支払う申請手数料は大阪府では2,200円です。
もちろん、
「差額がすべて得になる」
というわけではありません。
自分で申請する場合は、
- 必要書類を調べる
- 書類を記入する
- 所在図・配置図を作成する
- 駐車場関係の書類を準備する
- 平日に警察署へ行く
- 後日、車庫証明を受け取る
という手間がかかります。
つまり、
時間を買うならディーラーに依頼。
自分の時間を使って費用を抑えるなら自分で申請。
という違いだと思います。
大阪府で車庫証明を取るための主な必要書類
ここからは、実際の手続きについて説明します。
大阪府で普通車の車庫証明を窓口申請する場合、主に次の書類を準備します。
自動車保管場所証明申請書
まず必要になるのが、
「自動車保管場所証明申請書」
です。
窓口申請の場合は正・副の2通を準備します。
申請書は大阪府警の公式サイトからダウンロードできます。
警察署でも用紙を入手できますが、自宅でダウンロードして記入しておけば、書類を取りに行くためだけに警察署へ行く必要がありません。
駐車場を使用する権利を証明する書類
次に必要なのが、
「この駐車場を自分が使用できる」
ということを証明する書類です。
自分の土地・建物の場合
保管場所使用権原疎明書面(自認書)
を使用します。
月極駐車場など他人の土地の場合
保管場所使用承諾証明書
などを使用します。
私の場合も、管理者側に必要事項を記入してもらって準備しました。
なお、一定の条件を満たせば賃貸借契約書の写しや領収書などを利用できる場合があります。
様式はこちらから確認できます。
保管場所の所在図・配置図
初めて自分で申請するとき、
「これが一番面倒そうだな……」
と思ったのが所在図・配置図でした。
しかし、実際にやってみるとそれほど難しいものではありません。
所在図
自宅などの「使用の本拠」と、駐車場の場所が分かるようにします。
配置図
配置図には、
- 駐車する区画
- 駐車場の出入口
- 周辺道路
- 道路の幅
- 駐車スペースの寸法
などが分かるように記入します。
私はExcelなどを使って自分で作成しました。
きれいな設計図を作ることが目的ではありません。
警察が駐車場所の位置や状況を確認できるようにすること
が大切です。
所在図・配置図の様式も大阪府警からダウンロードできます。
なお、一定の条件を満たす場合は所在図を省略できることがありますが、配置図は必要です。
車庫証明を自分で取得する流れ
必要書類が分かれば、あとは順番に進めていくだけです。
大まかな流れは、
① 必要書類を準備
↓
② 所在図・配置図を作成
↓
③ 駐車場関係の書類を準備
↓
④ 管轄の警察署へ申請
↓
⑤ 申請手数料2,200円を納付
↓
⑥ 後日、車庫証明を受け取る
となります。

初めてだと少し難しそうに感じますが、一度経験してしまえば、
「こんな感じなんだ」
という印象でした。
どこの警察署へ申請すればいい?
ここは間違えないように注意が必要です。
申請するのは基本的に、
保管場所(駐車場)の所在地を管轄する警察署
です。
大阪府警の車庫証明申請についてはこちらから確認できます。
受付時間は原則、
平日 午前9時~午後5時
です。
土曜日・日曜日・祝日、年末年始は受付していません。
会社員の場合、
「平日に警察署へ行く」
という部分が、自分で申請する最大のハードルかもしれません。
車庫証明を取得できる駐車場には条件がある
どこの駐車場でも車庫証明を取得できるわけではありません。
主な条件として、
- 使用の本拠の位置から保管場所まで直線距離で2km以内
- 道路から支障なく出入りできる
- 自動車全体を収容できる
- 自動車の保有者がその場所を使用する権利を持っている
などがあります。
例えば、
「家からかなり離れているけれど、安いからこの月極駐車場にしよう」
と思っても、距離の条件を満たしていなければ車庫証明を取得できません。
駐車場を契約する段階で確認しておいたほうが安心です。
2025年から「車庫証明ステッカー」がなくなった
以前に車を購入したことがある人なら、リアガラスなどに貼られた丸いステッカーを覚えているかもしれません。
正式名称は、
「保管場所標章」
です。
以前は、
車庫証明を申請
↓
車庫証明と保管場所標章を受け取る
↓
車に標章を貼る
という流れでした。
しかし、2025年4月1日から保管場所標章制度は廃止されています。
そのため現在は、標章を受け取ったり車に貼ったりする必要はありません。
ただし、
「ステッカーが廃止された=車庫証明そのものが廃止された」
という意味ではありません。
車庫証明が必要なケースでは、これまでどおり申請が必要です。
オンラインで手続きできるOSSという方法もある
現在は、
「自動車保有関係手続のワンストップサービス(OSS)」
というオンライン手続きもあります。
OSSでは、自動車を保有する際に必要となる検査・登録、保管場所証明、自動車税関係などの手続きをオンラインでまとめて行える仕組みが用意されています。
ただし、初めて自分で車庫証明を取る場合は、
「必要書類を準備して管轄警察署へ提出する」
という従来の方法のほうが、仕組みを理解しやすい場合もあると思います。
実際に自分で車庫証明を取って感じたこと
もちろん、ディーラーさんにお願いすれば非常に楽です。
自分で申請する場合は、
- 必要書類を調べる
- 書類を書く
- 駐車場関係の書類を準備する
- 所在図・配置図を作る
- 平日に警察署へ行く
- 後日受け取る
という手間があります。
ですから、ディーラーさんの代行手数料には、
「自分の代わりに面倒な手続きをしてもらう料金」
という意味があることも、実際に自分でやってみるとよく分かりました。
一方で、
「思っていたより自分でもできるものだな」
というのも率直な感想です。
車庫証明だけではない。「人に任せていること」を見直してみる
今回、車庫証明を自分で取得して感じたのは、単に代行費用を節約できたということだけではありません。
サラリーマンの確定申告などもよく言われますが、普段の生活には、
「なんとなく会社や専門業者に任せていること」
が意外とたくさんあります。
もちろん、すべてを自分でやる必要はありません。
時間をお金で買ったほうが合理的なこともあります。
ただ、
「これは本当に人に頼まないとできないことなのか?」
と一度考えてみる。
そして、できそうなら一度自分でやってみる。
そうすると仕組みが分かるだけでなく、節約につながることもあります。
今回の車庫証明は、まさにその一つでした。
まとめ|車庫証明は一度自分でやってみる価値あり
初めて自分で車庫証明を取る前は、
「なんだか面倒くさそう……」
と思っていました。
しかし実際にやってみると、必要書類を一つずつ準備して警察署へ提出するという、意外とシンプルな手続きでした。
さらに2025年4月から保管場所標章が廃止され、以前よりも手続きは少し簡素化されています。
大阪府の場合、2026年現在の普通車の保管場所証明申請手数料は2,200円です。
ディーラー等にお願いして時間と手間を省くのか。
それとも、自分で申請して費用を抑えるのか。
どちらが正解というわけではありません。
ただ、一度自分で経験しておけば、
「次は自分でやるか、お願いするか」
を自分で選べるようになります。
今回の経験をきっかけに、これからも、
「普段、人に任せているけれど、自分でできることって何だろう?」
と考えながら生活していきたいと思います。
大阪府で実際に申請する方へ
手数料、必要書類、受付方法などは今後変更される可能性があります。
実際に申請するときは、必ず大阪府警の最新情報をご確認ください。

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