しまなみ海道を旅するなら、ぜひ立ち寄ってほしい場所があります。
愛媛県今治市・大島にある亀老山(きろうさん)展望公園です。
今回のしまなみ海道の旅では、大三島や大島を巡ったあと、亀老山展望公園へ向かいました。
山頂から見えたのは、瀬戸内海に浮かぶ島々と、その間を縫うように延びる来島海峡大橋。
これまで橋の上を走りながら瀬戸内海を眺めてきましたが、ここでは逆に「しまなみ海道を上から眺める」ことができます。
そして大島をあとにして来島海峡大橋を渡り、最後に立ち寄ったのが来島海峡サービスエリア。
絶景を眺め、しまなみ海道らしい写真を撮り、ちょっと甘いものを食べながら休憩。
しまなみ海道の旅を締めくくるのにぴったりのコースになりました。
亀老山展望公園とは?


亀老山展望公園は、大島の南端にある亀老山の山頂に整備された展望公園です。
展望台からは、
- 来島海峡大橋
- 来島海峡
- 瀬戸内海に浮かぶ島々
- 今治市街
- 天候が良ければ石鎚山
などを一望できます。
愛媛県の公式観光サイトでも「しまなみ海道随一の展望」と紹介されている場所です。
基本情報
所在地
愛媛県今治市吉海町南浦487-4
営業時間
24時間入園自由
料金
無料
駐車場
無料駐車場あり
車なら今治側の大島南ICから約10分ほどでアクセスできます。
山頂にあるのに「展望台が見えない」?
亀老山展望公園で面白いのが、展望台そのものです。
設計したのは、建築家の隈研吾氏。
一般的な展望台というと、山頂に高い建物を建てて、そこから景色を眺めるイメージがあります。
ところが亀老山展望台は正反対。
展望施設を地形の中に埋め込むように造り、その上に植栽することで、周囲の自然景観をできるだけ壊さない設計になっています。
階段や通路を進みながら、
「この先に何があるんだろう?」
と思って上がっていくと、一気に視界が開けます。
建物を見るための展望台ではなく、景色そのものを主役にする展望台。
実際に訪れてみると、この設計の面白さがよく分かります。
亀老山から望む来島海峡大橋

そして展望デッキに上がると、目の前に現れるのがこの景色。
瀬戸内海の島々の間をつなぐように、白い来島海峡大橋が延びています。
今回のしまなみ海道旅行では、何度も橋を渡り、いろいろな場所から橋を眺めてきました。
しかし、亀老山から見る景色はまったく別物でした。
橋の上から海を見るのではなく、
山の上から「海・島・橋」をまとめて眺められる。
これが亀老山展望公園最大の魅力だと思います。
来島海峡大橋が単なる交通インフラではなく、瀬戸内海の景色の一部になっていることがよく分かります。
また日没から午後10時00分まで(夏季は午後11時00分予定)
『夜の空中散歩』~KIROSAN NIGHT SKY WALK~
という、ライトアップイベントが行われているので次回は夜に行ってみたいと思います。
「亀老山」の名前にちなんだ亀も発見

公園には大きな亀の石像もあります。
「亀老山」という名前は、黄金色の観音像を背負った大亀が現れたという伝説に由来するとされています。
絶景に目が行きがちですが、公園を歩いているとこうしたちょっとした発見もあります。
訪れた際には、ぜひ亀の石像も探してみてください。
来島海峡大橋は「世界初の三連吊橋」
写真を見ると、いくつもの大きな橋が連続しているように見えます。
来島海峡大橋は、
来島海峡第一大橋
+来島海峡第二大橋
+来島海峡第三大橋
からなる三連吊橋です。
世界初の三連吊橋として知られ、大島と今治を結んでいます。
さらに、その下にある来島海峡は日本三大急潮のひとつ。
穏やかに見える瀬戸内海ですが、海峡周辺では複雑で速い潮流が発生します。
亀老山から眺めていると、島々の間を船が行き交う姿も見えます。
橋、島、海、船。
それぞれが組み合わさって、ずっと眺めていても飽きない景色です。
今治市街まで見渡せる360度の景色


来島海峡大橋とは反対方向を見ると、また違った景色が広がります。
瀬戸内海の向こうには今治市街。
周囲を見渡してみると、
「こんなにたくさんの島の間を走ってきたんだ」
ということを改めて実感できます。
しまなみ海道を車で走っていると、それぞれの島や橋をひとつずつ通過していきます。
しかし亀老山では、それらを一つの風景として見ることができます。
個人的には、しまなみ海道をある程度走ったあとに訪れる方が感動が大きい場所だと思いました。
亀老山から来島海峡大橋を渡って四国へ
亀老山展望公園で景色を楽しんだあとは、大島をあとにして今治方面へ向かいます。
先ほど山の上から眺めていた来島海峡大橋を、今度は実際に渡ります。
これがなかなか面白い体験です。
「あそこからこの橋を見ていたんだ」
と思いながら走ると、普通に橋を渡るのとは少し違った感覚になります。
亀老山展望公園と来島海峡大橋は、ぜひセットで楽しんでほしいと思います。
来島海峡サービスエリアへ
来島海峡大橋を渡ったあと、立ち寄ったのが来島海峡サービスエリアです。
ここは単なる高速道路の休憩場所というより、しまなみ海道の観光スポットのひとつと言ってもいい場所です。
サービスエリアからも来島海峡大橋や瀬戸内海を眺めることができます。
亀老山では「上から見る来島海峡大橋」。
来島海峡SAでは「四国側から見る来島海峡大橋」。
同じ橋でも、見る場所によって印象がかなり変わります。
「しまなみピン」は記念撮影におすすめ

屋外には大きな「しまなみ」のロゴオブジェがあります。
これは「しまなみピン」と呼ばれるフォトスポット。
地図アプリなどで使われる「目的地のピン」をモチーフにしていて、カラフルな部分には、しまなみ海道を構成する6つの島がイメージされています。
背景には瀬戸内海と来島海峡大橋。
「しまなみ海道へ来た」ということが一枚で伝わるので、記念撮影には非常に良い場所です。
来島海峡SAでひと休み


サービスエリアでは、ドライブの休憩を兼ねて甘いものもいただきました。
今回食べたのは、
愛媛県四国中央市新宮町産のかぶせ抹茶を贅沢に使用した「新宮かぶせ抹茶ラテ」と
愛媛名物の「じゃこ天」、さらに期間限定販売の「さくら天」を頂きました。
絶景を楽しんだあとの冷たい飲み物は格別です。
来島海峡SAにはフードコートやカフェ、売店もあり、愛媛らしい食事やお土産を探すこともできます。
公式サイトでは、数量限定の宇和島風鯛めしなども紹介されています。
旅の途中の休憩だけでなく、
「愛媛で何か食べて帰りたい」
「最後にお土産を買いたい」
というときにも便利なサービスエリアです。
来島海峡SAの営業時間
主な施設の営業時間は次のようになっています。
フードコート
平日 8:00~21:00
土日祝 7:00~22:00
OLAOLA Cafe
平日 9:00~17:00
土日祝 9:00~18:00
売店
平日 8:00~21:00
土日祝 7:00~22:00
2階展望テラス
平日 8:00~20:30
土日祝 7:00~21:30
営業時間は変更される可能性がありますので、訪問前には公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
車で行く場合は少し注意
来島海峡SAは上下線一体型のサービスエリアです。
ただし四国側から利用する場合には注意点があります。
公式サイトによると、四国側から向かう場合は今治ICからしまなみ海道へ入り、来島海峡SAへ向かう必要があります。
今治北IC入口からは来島海峡SAに立ち寄ることができません。
旅行ルートを組む際には覚えておいた方がよさそうです。
亀老山展望公園と来島海峡SA、どちらがおすすめ?
どちらか一つを選ぶなら、個人的には亀老山展望公園です。
理由はシンプル。
来島海峡大橋を含めた「しまなみ海道らしい景色」を一番実感できたからです。
一方、来島海峡SAは、
絶景+休憩+食事+お土産+記念撮影
を一度に楽しめるのが魅力。
そのため時間に余裕があるなら、
亀老山展望公園
↓
来島海峡大橋
↓
来島海峡サービスエリア
という順番がおすすめです。
山の上から眺めた橋を実際に渡り、最後にもう一度振り返る。
しまなみ海道の旅の締めくくりとして、とても良いルートでした。
まとめ|しまなみ海道の最後に見ておきたい絶景
今回訪れた亀老山展望公園は、今回のしまなみ海道旅行の中でも特に印象に残った場所でした。
橋の上を走るだけでも十分きれいなしまなみ海道ですが、亀老山から見下ろすことで、
「島と島を橋でつないで走る道」
という、しまなみ海道の魅力がよく分かります。
そして最後は来島海峡SAへ。
瀬戸内海を眺めながら休憩して、「しまなみピン」で記念撮影。
観光地をたくさん回る旅も楽しいですが、最後に高い場所から自分たちが走ってきた道を振り返るのもいいものです。
しまなみ海道を車やキャンピングカーで旅行する方には、亀老山展望公園と来島海峡SAをセットで訪れるルートをぜひおすすめしたいと思います。


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